編み物を始めて1年経ちました。メモによるとかぎ針は2023年11月20日、棒針は12月25日から始めたようです。
最近はもっぱら棒針編みに熱中していますが、久しぶりにかぎ針編みもやりたいな、アフガン編みにも挑戦したいな、でも棒針でも編みたいものいろいろあるしな〜!と、まだまだ興味が薄れる気配はありません。
かぎ針も棒針も最初の1週間は作り目すらまともに作れず、それでもしつこく取り組んでいると少しずつ理解が進んでぐんぐん楽しくなりました。基礎をやっているうちは以前の記事でも紹介した書籍や動画を参考に見よう見まねで出来たけれど、だんだんと左利き向けの情報は少なくなっていき、あるていど構造を理解してからでないと前に進めないこともしばしばです。それでも不思議と辞めたいという気持ちには一度もなったことがなく今に至ります(ただ、右手で覚えなおしたほうが早いかも…と思うことはあったりします。このことについてはまた別の記事に書こうと考えています)。
ポケットに毛糸玉と針をつっこんでおけばどこでもできる。子供の話し相手をしながらでもできる。ラジオや音楽を聴きながらできる。どんなに「あー今日何もできなかった」と思うような日も、1段でも編めたら「でも今日は編めた」と思える。無心で編んでいると凪いでくる心。うんうん唸りながら難易度の高い技法に挑戦し、習得できたときの興奮。失敗して何十段もほどく羽目になっても「編む練習ができた」と思えること。編み上がったものを自分で使ったり、誰かに喜んでもらえること。編み物は、例えうまくいかなくても失敗してもネガティブな気持ちになることがなく、全てが糧になっている実感がある。若者とは言えない年齢になってからでも、新しいことを始めてそれを血肉とすることができるんだという自信にもなりました。編み物に救われた1年だったなとしみじみと思います。
未だ知らないことだらけの編み物の世界。2年目も楽んでいきたいです。