(最終更新:2025/1/10)
右利き用の資料を見ながら編んでいて「これはどっちだっけ?」となりやすい編み方、頭にいれておくと反転で考えやすいと感じたポイントなどの記録です。自分用にまとめたものですが、私と同じように通常と反対の編み方で編んでいる方の参考にもなればと思います。
※棒針編み(フランス式)です。
※右利き用の編み方=通常編み、左利き用の編み方=左編みと表現して記述していきます。
通常編みとの相違点
・編み進める方向は左→右
・左針=編む動作をする針(編み終わった目がかかっていく針)
・右針=これから編む目がかかっている針
・編み地を表から見たときに、目の左側が手前になるように針にかかっているのが正位置である
左上2目一度
① 右針の目に、表編みをするように左針をいれる
② ①の目を編まずに左針に移す ※すべり目ではないことに注意
③ 次の目に表編みをする。
③ ②で編まずに左針に移した目を、③の目にかぶせる。
★通常編みの「右上2目一度」と同じ動き。編まずに移した目(左側にある目)を次の目(右側にある目)の上にかぶせることで「左上」となる。
右上2目一度
① 右針にかかっている2目に同時に左針をいれ、表編みをする。
★通常編みの「左上2目一度」と同じ動き。
右上ねじり目1目交差
① 1目め:向こう側に休める
② 2目め:ねじり目(表)をする
③ 休めていた1目めを右針に戻し、裏目で編む
★2目め(=交差させる前は右側にあった目)が左にひっぱられることで、左に傾斜した模様ができる。通常編みの「左上ねじり目1目交差」と同じ動き。
左上ねじり目1目交差
① 1目め:手前に休める
② 2目め:ねじり目(裏)をする
③ 休めていた1目めを右針に戻し、表目で編む
★休めていた目(=交差させる前は左側にあった目)が右にひっぱられることで、右に傾斜した模様ができる。通常編みの「右上ねじり目1目交差」と同じ動き。
右ねじり増し目
※「編み地の左側で行うねじり増し目」のような表現をされていることもある
① シンカーループ(渡り糸)を、手前から奥に向かって拾う(=目が正位置の状態でかかる)
② ①をねじり目にする
★通常編みの「左ねじり増し目」と同じ動き。正位置で針にかけたシンカーループをねじり目にすることで目がねじれる。
左ねじり増し目
※「編み地の右側で行うねじり増し目」のような表現をされているときもある
① シンカーループを、奥から手前に向かって拾う(=目が逆位置の状態でかかる)
② ①を表編みする
★通常編みの「右ねじり増し目」と同じ動き。①で目が逆位置になるため、②でねじり目ではなく表編みをすることによって目がねじれる。
参考:なぜ編み地の「左側」が「右ねじり増し目」で「右側」が「左ねじり増し目」なのか?という疑問についてわかりやすく説明されている記事:ねじり増し目(左ねじり増し目と右ねじり増し目)